マカオの南端、コロアン漁村

你好!Ola! こんにちは。さいとう信幸です。

今回は、「マカオ新八景」の候補地にノミネートされた「コロアン(路環)漁村」を取り上げます。

コロアンは、マカオ半島の南側約6キロのところにあります。かつてはマカオ半島から船でしか行くことができない離島でした。現在は、マカオ半島と北側にあるタイパ島との間に橋がかかり、さらにはタイパ島との間が埋め立てられたことで、車やバスでも簡単に行けるようになりました。

マカオ新八景にエントリーされる中で「漁村」という名前が付けられていますが、残念ながら、賑やかな漁港があって、美味しい海鮮が食べられるというわけではありません。きっと、昔は漁師たちが魚介類を採って生計を立てていたのでしょう。かつての漁村の名残かどうかはわかりませんが、海沿いの海鮮レストランはミシュランガイドに載るほど有名です。日本にも展開しているエッグタルト店の本店も、コロアン漁村にあります。また、フランシスコ・ザビエルの名を冠した小さな教会も、一見の価値があります。

コロアン漁村へのアクセスは、路線バスが便利です。リスボアホテル前のバスターミナル「アマラル広場(亞馬喇前地)」から乗る場合、コロアンまでは4つの路線がありますが、50番のバスに乗るのが一番ラクです。アマラル広場始発なので確実に座れるからです。ただ、50番のバスは本数が少ない(日中は約30分間隔)なので、お急ぎの場合は25番のバスに乗ってもいいと思います。25番のバスもコロアンが終点です。25番はアマラル広場始発ではないため、地元客や観光客でかなり混雑していますが、途中でどんどん人が降りていくので、どこかで座れるようになるはずです(たいていはシティ・オブ・ドリームスあたりで座れます)。なお、ギャラクシーやベネチアン、シェラトンなどコタイ地区のIRにお泊りの方は、25番のバスに乗るのがよいでしょう。

ちなみに、コロアンでは客待ちのタクシーには全くと言っていいほどお目にかかりません。行きはホテルでタクシーを呼んでもらえるからいいのですが、帰りは困ってしまいます。

どうしてもタクシーで往復したいという方は、ホテルで司機(運転手)と交渉してもらって、2〜3時間程度の貸し切りにしてもいいかもしれません。ただし、実際に貸し切りに応じてくれるか、もし貸し切りが可能だとしても、司機からいくら請求されるかは何とも申し上げられません。

25番か50番のバスに乗れば、終点で降りるだけですので、安心してコロアンまで行けます。せっかく、お時間を取ってマカオ南端のコロアンを観光されるのでしたら、路線バスの旅にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

さて、コロアン漁村の観光スポットですが、試しに私なりのモデルコースを作ってみました。小さい村ですので、食事の時間を除けば1時間もあれば十分でしょう。 。

  1. 25番または50番のバスで終点の「路環市区」で下車し、コロアン漁村の旅のスタート。
  2. 有名なエッグタルト店はとりあえずパスして、バス停から海が見えるところまで歩く。海の向こうは中国本土。泳ぎの得意な人なら泳いで渡れてしまうかもしれないが密入境になるので絶対厳禁!
  3. 海沿いの道を左方向に少し歩くと、カラフルな壁が目に入るので、壁をバックに記念撮影。
  4. 海沿いの道をもう少し歩くと、ちょっとした広場の前に出る。広場の奥には黄色い教会(フランシスコ・ザビエル教会)が見える。
  5. 教会の前で記念撮影の後、教会の中を見学。
  6. お腹がすいていれば、広場の左右にある開放的なレストランで食事。教会に向かって右側がミシュランガイドに載った中華&海鮮レストラン。左側はポルトガル料理が中心。
  7. 食事のあとは、デザートにエッグタルトをいただく。さっきスルーしたエッグタルト店「ロードストーズベーカリー」でテイクアウトして、海を見ながら食べるのもよし。系列のカフェでコーヒーでも飲みながらゆっくり食べるのもよし。1個10パタカ(150円)。
  8. 海を見ながらビールを飲みたいという方は、教会から左方向に入った路地の中程に、ビールを売っている小さなお店がある。日本語はもちろん英語も通じないだろうが「ムゴーイ!ペイザウ、ヤッコウ!(すみません!ビール一つ!)」といえば、なんとかなるはず。

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