利息は、長年お金を使うことを我慢した「ごほうび」でもある

この100万円、今使うか?5年後に使うか?

こんにちは。2級ファイナンシャル・プランニング技能士のさいとう信幸です。

前回は「借金してでもセミナーは受講すべきか」ということで、利息について考えてみました。 お金を借りたら支払わなければいけない利息は、あなたが何年か後に手に入れたいモノを今すぐ欲しいときの「時間を一瞬で飛び越えるための費用」ということを書きました。

「利息」には2つの意味がある

単に、「利息」といっても、実は2つの意味があります。

  1. お金を借りた時に貸してくれた人に支払うもの。
  2. 自分のお金を人に預けた時に、一定の時間が経った後に、最初に預けたの元お金(元本といいます)に加えて、余分に戻ってくるもの。

専門的な定義はさて置き、わかりやすく例えて言うと、ひとつめのの「利息」が「我慢しないで今すぐ欲しいときの手数料」ならば、ふたつめの「利息」は、「今欲しいものを我慢するときにもらえるごほうび」ということになるでしょうか。

これから書くのは、ふたつめの「ごほうび」についてです。

お金を使うのを我慢すると「ごほうび」がもらえる

例えば、幸運にもジャンボ宝くじが当たって、いま目の前に100万円があるとします。 (ちなみに3等100万円の当選確率は10万分の1です)

この100万円があれば、前からほしかったものは何でも買えるでしょう。家族揃ってのハワイ旅行もできます(いよいよANAのA380がホノルルに就航しますね)。夢よもう一度ということで、ジャンボ宝くじを3333枚買おうと思うかもしれません。 いずれにしても、どうせ宝くじで当たったお金だし、すぐに使ってしまおうと思うでしょう。

でも、ちょっと待ちましょう。

このお金を使うのを15年間我慢してみることを考えます。
あなたが30歳なら、45歳までじっとガマンします。

ただ、タンスの中に現金100万円をしまっておいては危ないので、どこかに預けることにします。 どうせなら、未来まで我慢できずにいますぐお金を欲しがっている人に預けて、その人から「時間を飛び越える費用」をいただいてしまいましょう。

それが、あなたが15年間100万円を使わずに我慢することの「ごほうび」になります。

国債を買って政府から「ごほうび」をもらおう

では、だれから「ごほうび」をもらいましょうか?

実は、いますぐお金を欲しがっている人があなたの身近にいます。
それは「日本政府」です(笑)。

日本政府財務省(公式サイトから)

政府は、国民からの税収より、国民のために使う支出のほうが大きいので、いつもお金が足りません。 でも、お金が足らないからといって、「お金が貯まるまで国民のためには何もしません。国民のみなさん、我慢してください」というわけにはいきません。

国民の代表である政府は、必要なお金が貯まるまでの歳月を飛び越えて、いますぐ国民のためのお金を用意する必要があります。

ですから、政府は「国債」を発行して、日本中のお金を持っている人たちから、「手数料」である利息を支払ってでも、日々お金を集めているのです。

15年間我慢したら、いくらもらえるか?

国債のことが少しわかったところで、目の前の100万円を5年間使うのを我慢して、お金のない日本政府に預けることにします。つまり、5年ものの国債(個人向け国債5年固定)を100万円分購入するのです。

こくさい先生

この国債を100万円分購入することで、5年後には利息として1993円が支払われます。 (税引後の利率を0.0398425%とした場合)

そして、あと10年使うのを我慢すれば、利息は1993円×3=5979円まで増えます。つまり、宝くじで当たった100万円を15年間使うのを我慢してもらえる「ごほうび」は、最終的に5979円になります。

この5979円は、あなたが15年もの間100万円を使うことを我慢したことに対する「ごほうび」であり、5年間であなたが得た「利益」です。

「15年も我慢して、たったの6000円かよ!」というお怒りの声もいただきそうですが、一言で言えば、それが我が国のやり方です。このことについては、別の機会に書かせていただきたいと思います。

まとめ

これまでのお話をまとめさせていただきますと、

  • 手元のお金を使うことを我慢すると後で、「ごほうび」として利息がもらえる。
  • 「ごほうび」は、いますぐお金を必要な人からいただく。一番身近な人は「日本政府」である。
  • 我慢すれば我慢するほど、「ごほうび」は増えていく。
  • ただし、今の日本では、あまり「ごほうび」はもらえない。

こんな時代に生きている、いまのわたしたち日本国民ですが、少しでもよい未来のために日々がんばりましょう!

私も、このブログでの情報発信をとおして、みなさまのお手伝いができればいいなと思っています。

それでは、また。さいとう信幸でした。再見!Até mais!

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